株式会社ディスカバリーの小澤竜太です。今回は、”メルマガが迷惑メールフォルダに到達してしまった!その際にチェックするべき9項目”についてお話しします。
メルマガ配信者にとって、『迷惑メールに到達してしまった』『メールが届かない』といった問題は、死活問題につながる事が多いですね。
そこで、あなたのメルマガが迷惑メールフォルダに到達してしまった(もしくは届かなかった)時にチェックするべき項目について示します。
目次
1,利用しているメルマガ配信システムのサーバー(もしくは、設置しているサーバー)が、共有サーバーではないか?
まずチェックすべき部分は、『共有サーバー・共有IP』を利用していないか?という部分です。
こちらの記事でも示している通り、
⇒メルマガの到達率アップのためには、専用IPを利用しよう
同じ『共有サーバー・共有IP』を利用している人の中にスパマーがいた場合、あなたがどんなに素晴らしい内容のメルマガを配信していたとしても、同様にスパマーと判断されます。
結果、あなたのメルマガも迷惑メールに到達してしまう…といった現象が起こります。そのため、『共有サーバー・共有IP』を利用したメルマガ配信システムを基本的におすすめしておりません。
きちんとビジネスでメルマガを利用していきたいということであれば、多少高くても『専用IP』を利用したメルマガ配信システムをオススメいたします。
あと、『専用IP』だからといって、海外サーバーを利用しているメルマガ配信システムはNGです。値段は安いかもしれませんが、残念ながら高確率で迷惑メール判定されます。安さに惑わされないように。
2,IPアドレスがブラックリストに入っていないかどうか?
IPアドレスがブラックリストに登録されていた場合も、迷惑メールもしくはメルマガが到達しない原因の1つです。これは、あなたに割り当てられたIPアドレスが、以前スパム業者等に使われていた等の場合に起こってしまいます。
IPアドレスが何なのか?ということは特に理解しなくても大丈夫なので、ひとまず以下のサイトにて、あなたのIPアドレスをチェックしてみてください。
⇒http://www.dnsbl.info/dnsbl-database-check.php
OKだった場合は、このように緑色でOKが表示されます(青色の?は、特に気にしなくて大丈夫です)。
※IPアドレスの調べ方につきましては各社異なりますので、各メルマガ配信システム会社もしくは、各レンタルサーバー会社へお問い合わせください。
もしブラックリストに入っていた場合…
正直、対策方法は『IPアドレス(サーバー)を変更してもらう』他ありません。
その場合、契約した会社問い合わせ、IPアドレス(サーバー)を変更してもらえないか?確認してみましょう。もし変更してもらえなかった場合は、再度契約し直すしかありません。
3,文中やタイトルに、迷惑メールになる要因が含まれていないかどうか?
システムの問題以外にも、メルマガの文章自体に、迷惑メールになる可能性が含まれていることがあります。チェックする項目としては、”URL”と、”言葉”です。
URL
例えば”無料短縮URLサービス”にて変換したメールアドレス等をそのまま利用した場合、迷惑メールに到達する可能性が非常に高まります。
その理由につきましては以下に記載しています。
⇒無料短縮URLサービスをメルマガで使うことの危険性
その他、よくスパム業者が利用しているようなURLをそのままメルマガに掲載すると、迷惑メール判定される可能性があります。アフィリエイターさんであれば、インフォトップや無料オファー系のURLは、そのまま使わないほうが良いです。
メルマガ配信システムに、短縮URLサービスが付属しているものもありますので、そちらをお使いいただくことをおすすめします。もし付属していないのであれば、サーバー設置型の短縮URLサービスを利用し、専用IPアドレスが使えるサーバーに設置してお使いください。
言葉
すごく分かりやすく言えば、例えばエロ系の言葉を使ったりすると、迷惑メール扱いされやすくなります。
あとは、結構『お金儲け系』の言葉も、引っかかりやすい傾向にあります。
もちろんそれだけではなく、他にも迷惑メール判定されやすい言葉というのはあります。
例えば、迷惑メールフォルダに入っているメルマガの傾向を見て、「もしかしたらこの言葉かもしれない…」と、想定してみてください。
飾り文字(同じ文字の連発)
よく、ヘッダー等に
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
〜小澤竜太のメールマガジン、始まるよー〜
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
みたいな感じで、かなりこった装飾をしている人がいますが、コレも結構迷惑メール判定されやすいです。
これらが原因で迷惑メールに入る可能性を低くするためには、『テストメール配信機能』が備わったメルマガ配信システムを利用してください。
そして、テストメールの送信先に、yahooやgmail、hotmail等を複数設定し、そちらに対して送信してみてください。
もし迷惑メールに入っているとすれば、上記に当てはまる可能性があります。
4,メルマガを解除しにくくしていないかどうか?もしくは、解除した人にもメルマガを配信していないか?
「もうメルマガを見たくない!」という人のメルマガを解除しようとした時に、
「あれ、この人のメルマガ…どうやってい解除するの?」
「あれ、解除リンクが無いんだけど…」
「解除したのに、なんでこの人のメルマガ送ってくるの…?」
となったら、あなたはどうします?
…そう、『迷惑メールを報告』ボタン(迷惑メール通報)を押しますよね?
もしこれが繰り返されると、そのメルマガは届かなくなってしまいます。
…あなたも同じこと、やっていませんか?もしやっているとしたら、メルマガ解除は分かりやすく、解除しやすいようにしておきましょう。
解除したのに配信するなんてもってのほかです。あなたも、追い返した訪問販売者が毎日来たら嫌ですよね?
それよりも、本当にあなたのメルマガを見たいと思っている人にだけ、しっかり配信するようにしましょう。
5,エラーアドレスが大量に含まれていないか?
エラーアドレスとは、メルマガを送ったにもかかわらず”Mailer Daemon”などの表記で返ってくるメールアドレスのことです。
メルマガを送信した時、以下のメールが返送されてきませんか?
このMailer Daemonが送られてくるのには、幾つかの原因があります。
- 相手方のメールボックスの容量が満杯になっている
- そもそも存在しないメールアドレスである
- 登録したメールアドレスの一部に誤りがある(gmai.com など、よくありました…)
- 相手方のサーバーがダウンしている
等…
ちなみに上記の例の場合は、
554 delivery error: dd This user doesn’t have a yahoo.co.jpaccount
ということで、存在しないメールアドレスという判定です。
こうした、存在しないメールアドレスに対してメルマガを配信し続けてしまうと、『このメールを送信している奴はスパマーだ!』と判定されやすくなってしまいます。そのため、同じメールアドレスに送信して何度もMailer Daemonが送られてくるようであれば、こちらで解除してあげてください。
もしくは、エラーメールを自動的に処理してくれるメルマガ配信システムを利用すれば、より楽にこの問題に対処できます。
6,送信メールアドレスを、フリーメールアドレスにしていないか?
ここを見落としている人は結構多いのですが…送信メールアドレスに、yahooやGmailのメールアドレスを利用している人がいます。
これ、実は迷惑メールに入りやすい原因の1つなんです。
例えばあなたがyahooメールアドレスを、送信メールアドレスとして利用しているとします。
その際、あなたが配信しているサーバーのドメインを見て…
「ん、送信されたサーバーのドメインと、送信メールアドレスのドメインが違うじゃないか。これはなりすましだ!」と判定されてしまいます。
送信メールアドレスは、基本的に『メルマガ配信サーバーと同じドメインのメールアドレス』を利用しましょう。
有料のメルマガ配信システムの殆どでは、配信サーバーと同じドメインのメールアドレスが用意されているはずです。
7,同じ文章を多数の人に配信していないか?
「いや、メルマガってそもそも同じ文章を多数の人に配信するものでしょ?!」と言われそうですが…
例えば、『名前刺し込み機能』ってご存じですか?あれ、メルマガの反応をアップさせるための機能だと教えられたことあると思うんですが…
実は、迷惑メール判定を防ぐための役割もあるんです。
どういうことかというと、不特定多数の人に同じ文章を送った場合、メールプロバイダ側からは「あ、コレはメルマガだな」と認識されやすくなります。
で、そうやって不特定多数にぶわーって送るメルマガは、スパム業者が多いため、自動的に「これは迷惑メールだ」って判定されちゃうんです。
でも、{name}さん のように、名前の部分だけでも違うと、そのリスクを軽減できるという形です。
しかも、名前入りなので基本的に読者側が自ら登録したパターンであることがほとんどです。そのため、迷惑メール判定されにくいわけですね。
後は、ヘッダー・フッターの部分や、一部をあらかじめ設定した複数の文章からランダムで選択し、表示させてくれる機能を持ったメルマガ配信システムもあります。
Aさんには、「小澤です。今日もメルマガを見ていただきありがとうございます」
Bさんには、「小澤竜太です。今日も開封ありがとうございます!」
みたいな感じですね。こうした機能をもった配信システムを使うと、より迷惑メール判定される可能性は低くなります。
8,読者さんが求めている情報を配信しているかどうか?
例えばあなたが『Webマーケティングにおける売上アップ』というメルマガを運営していたとします。
そして、そこに集まった読者さんは、当然ながら『Webマーケティングにおける売上アップ』の情報を期待しているわけです。
しかし…何故か配信される内容が、『いい女を落とすためのテクニック』だったとします。すると、読者さんはがっかりし、メルマガを解除するか、もしくは『迷惑メール通報』します。コレが繰り返されると、当然ですが迷惑メール判定されやすくなってしまいます。
…上記の例はあまりにも極端ですが(笑)
ただ、あなたが集めた読者さんが、全く求めていないような情報を配信されると、当たり前ですががっかりするわけです。
そのため、あなたの読者さんが求めている情報が何なのか?集客の時点でしっかりと把握しておきましょう。
また、1つのメルマガで訴える事が多岐にわたってしまう場合、読者をスクリーニング(振り分け)することをオススメいたします。
例えば、『稼ぐ系』のメルマガを運営していて、稼ぎ方として
・メルマガ
・せどり
などを持っていた場合、
・せどり
クレジットカードが有る、もしくはある程度の運営資金がある人はこちらのビジネスをおすすめします
⇒ 登録URL
・メルマガ
多少時間はかかるが、爆発期な利益を、小資金で生み出すことができる、自動収益化しやすいのがメルマガです。こちらに魅力を感じた人は、登録してください。
⇒ 登録URL
というように専門メルマガに分岐させ、それぞれの属性にあったメルマガを配信していきます。
こうすることで、より一層読者さんが求める情報を配信することができるようになりますね。
9,メルマガのフォルダ分けをきちんと促しているか?
上記のことに気をつけたとしても、どうしても迷惑メールに入ってしまう場合があります。
その場合は、メルマガのフォルダ分けを何かしらの手段で読者様にお伝えし、フォルダ分けを行ってもらってください。
フォルダ分けを行ってもらえれば、振り分けたフォルダにほぼ確実に届くようになります。
例えば、以下のサイトを読者さんに伝えてあげましょう。
⇒お気に入りのメルマガを迷惑メールフォルダーに入れず受信箱に届かせるメール設定方法
こちらのサイトには、各メールプロバイダのメール振り分け設定の方法が記載しております。
それに従い、フォルダ分け設定をしていただきましょう。
フォルダ分け設定を行っていただくタイミングは、『登録直後』です。
例えば、登録後のサンクスページ(メルマガ配信システムによりますが、設定できるもの物もあります)、自動返信メールの1通目です。
ちなみに…この場合は致命的なので、今すぐメルマガ配信システムを変更しよう
こちらのマークが、Gmail等で表示された場合、もはやそれは致命的です。
今すぐメルマガ配信システムを変更するか、設置しているサーバーを変更しましょう。
という8つの項目に関して、チェックを行ってみてください。1つでも当てはまっているようであれば、迷惑メール判定される可能性が高まります。
大切なお客様に適切に届けられるよう、しっかりチェックを行ってください。
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